太陽の会ブログ

日本に新世代のリベラルを打ち立てる

村上誠一郎(自民党)、三権分立の基本について

自民・村上誠一郎氏がテレビで以下のような発言をしたという報道があった。

憲法解釈の最終的な責任の所在は司法にある。立法府や行政府がやるべきことは、最高裁から違憲と判断されないような法をつくり解釈して運用することだけだ。自らが解釈して法をつくれば言葉はよくないが、八百長以上のものだ。行政府が法解釈して自分で勝手にやれば、立憲主義を否定することになるから私は反対している。

(中略)

集団的自衛権の問題を憲法9条に関してしか考えていないかもしれないが、閣議決定憲法解釈が変えられる手法が通れば、例えば主権在民や、基本的人権の尊重などにも及ぶ。憲法自体の存在意義がなくなる非常に危険な状態になることを心配している。

「行政府の法解釈、立憲主義の否定」自民・村上誠一郎氏:朝日新聞デジタル 2015/1/6

安倍さんらとは全く違う考え方である。

自民党には保守からリベラルまでいて、統一的な政策など無いに等しいので驚きはしない。その時の党首によって、政策がガラリと変わってしまう。国民はそれでも良いと自民党を選んできたわけだが、言ってみれば政治家への丸投げである。

愚痴はさておき、この村上誠一郎という人は至極まっとうな事を言っている。時の政権が勝手に憲法の解釈を変更できるなど非常に危険だ。極論を言ったら解釈次第で何でもできてしまう。村上誠一郎氏が「憲法自体の存在意義がなくなる非常に危険な状態」と言っているが全面的に賛成する。

時の政権によって、憲法解釈を勝手に変える事ができないよう法律を変える必要があるだろう。